- 東証プライム上場企業営業マン
- 全国転勤複数経験
- 30代共働き未就学児2人の4人家族
- 転職で年収200万円UP
- 年収260万円から純資産2,300万円突破
- 楽天経済圏の住人
こんにちは!現役転勤族サラリーマンのさらりい(@sararii_blog)です!
4月は人事異動が多い季節ですね。転勤族にとって一年で最も落ち着かない時期が来ましたw
みなさん、異動や転勤を命じられたらスムーズに段取りできるでしょうか?
ちょっと自信ないなぁ
「何から始めたらいいのかわからない」
「転勤前後で気をつけなきゃいけないことを知りたい」
と悩んでいる方も多いんじゃないかな
実際には内示を受けてバタバタと気づいたら新天地で早一ヶ月、というパターンが多いのではないでしょうか。
しかし地に足がついていない状態では本来の仕事力は発揮されにくいですよね。普段できていることができなかったり大事なことが頭から抜けていたり。パフォーマンスの低下はもったいないです。
特に異動直後は周囲からあなたがどんな人物なのか値踏みをされます。仕事ぶりを細かく見られますので、最初に悪い印象を与えるとやっかいです。長いサラリーマン人生においても致命傷になりかねません。
そこで今回は私自身の経験則に基づき
「転勤の時、こうしておけばよかった!」の事例を時系列にまとめました
東証プライム市場勤務の営業マンとして私は実際に複数回の転勤を体験していますので、かなり実践的な記事となっています。異動の内示を受けてから赴任後に至るまで、サラリーマンとして押さえておくべき点を紹介します。
初めての転勤で絶対に失敗をしたくない!という方はぜひ最後までお読みください!
組織変更や配置換えで職場環境が変わる方、上司や同僚の異動がある方にも参考になりますよ!
転勤への不安を極力減らし赴任先でも自分の能力を存分に発揮しましょう!
※営業職目線での記事となりますことご了承下さい。
目次
スムーズな異動・引継ぎのため、まずは “転勤の内示を受けたらやること” をまとめます。
①転勤先で住む賃貸物件を調べる
内示を受けてまず最初にやることは新しく住む物件探しですね。
理由は2つあります。1つ目は住居が決まらないとその後の引越し手続きや引継ぎ業務に支障が出ること。いつから赴任先で仕事ができるのかは引越しのスケジュールによりますからね。
2つ目として、良い物件は転勤族同士で取り合いになるからです。
日系企業であれば人事異動は概ね4月か10月に固まってますから、自分が転勤となれば他社も同様な訳です。良さげな部屋があれば一刻も早く内見の申し込みをしましょう。
小さなお子さんがいる場合は街の治安や教育レベルも気になるところですね
3月・9月は異動シーズンで業者も逼迫します。希望のスケジュールを押さえるには早めに動きましょう。
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②辞令が出るまで絶対に周りに言わない
内示を受けただけでは正式な異動命令ではありません。異動情報が公になるのは辞令が出てから。
内示と辞令の違いはこちら。
内示とは公に人事異動を発令するまえに、通達を受け取る本人など内輪にのみ伝えることです。あくまでも内示は非公式な通達であり、正式な決定ではありません。打診するために使われることもあります。辞令とはいわゆる業務命令です。特に人事異動に関わるものが辞令にあたります。会社は業務命令権を持つため、辞令を出された従業員は従わなければなりません。
【人事異動】内示とは?辞令との違いや準備すべきこと教えます!
間違っても内示を受けた段階で異動情報を周囲に漏らさないようにしましょう。
バラしていいことは一つもありません!
「信用ならない人物」として上司や人事部からの評価ダダ下がりですよ
人事異動は基本的に玉突きなので「AさんがX部署へ異動 → X部署にいたBさんが異動」というように、全てつながっています。もし万一事前に漏れて人事が狂っても責任取れませんよね。無用な社内の混乱を引き起こさないよう注意しましょう。
昇進・昇格が伴うステップアップの転勤だった場合はつい言いたくなるでしょうけどね。そこはぐっと我慢です。
続いては “転勤の辞令が出たら” やること。主に現職場(転勤する前)でやることを紹介します。
③転勤先へ挨拶の一報を入れる
正式に転勤の辞令が出たらまずは先方へ一報を入れましょう。お世話になる直属の上司はもちろん、(組織規模によりますが)同僚にも可能な範囲で連絡を入れておいた方がいいでしょう。
え!上司は分かるけど同僚にも?!
めんどくさ!
あいさつの威力を甘くみない方がいいよ!
「ちゃんとしてる奴」と認識してもらえます
あなたが社内で名前が売れている有名人でない限り先方はあなたのことを知りません。どれだけ現職場で実績を積んでいようと転勤先では関係のないこと。
同僚まで連絡をするかどうかは私の周りでも賛否両論ありますが、大したコストもかからないので挨拶くらいしておいた方が無難と個人的には思います。
一人づつの電話が大変であればメールやチャットなど手段は色々ありますからね。
④現職場で残された仕事を全うする
正式に赴任先の所属となるまであなたは現職場の人間ですよね。残された仕事は手を抜かずに全うしましょう。
えーもう転勤で頭がいっぱいだよ
どうせ異動するんだし…
転勤先のことを考えてしまう気持ちはよくわかります!
けれど”立つ鳥跡を濁さず”ですよ
内示を受けてから露骨に現職で手を抜く人、たまにいます。本人は内示を隠しているつもりでも周囲にはバレバレ。チームの士気が下がるのでタチが悪いです。内示の後は人間性が出ますよ。
いつまた同じ上司や同僚と仕事をするかわかりません。それに給料は現職場での仕事の対価としてもらっているはずです。
⑤後任への引き継ぎも手を抜かない
後任への引き継ぎもつつがなく行いましょう。
「自分はいなくなるから適当にやればいいや」と考えていると自分の評価を下げますよ。上司は最後のあなたの仕事ぶりを見ています。残る側の責任者として非常にドライに。
ここだけの話、やる気のない引き継ぎをしたことで
裏で陰口を言われている人結構います…
また、営業マンであれば引き継ぎをしたくない(関係性が良好ではない)得意先が一つや二つあるでしょう。自分の弱さをさらけ出すには勇気がいりますね。
ネガティブな心理が働くでしょうが、包み隠さず現状をオープンにしていいと思います。最後に株が上がるかもしれませんよ。
苦手な取引先を隠したままいなくなる営業マンは多いですからね(周囲は気づいているのに)。
⑥転勤先の情報収集(上司・同僚・職場)
転勤先の上司・同僚・職場などの情報収集も同時並行で行うべきですね。
『④現職場で残された仕事を全うする』で言っていたことと
矛盾しているような…
それはそれ、これはこれ
どっちも手を抜かなければいいだけだよ!
具体的には以下について情報収集しておきましょう。
いずれも “新天地でスタートダッシュを切るため” に不可欠で、サラリーマンは知っておいて損にならない情報です。
- 新たに担当するエリアに関する情報(課題・前任の活動内容)
- 上司・同僚の人となり(人柄・評価軸・社内の交友関係・過去実績・出世理由)
- 赴任先部署全般の課題・置かれている状況
恐らく内示や辞令のタイミングで、今後あなたに求められる役割は上司から説明を受けるでしょう。しかし自分でも得意先やエリアについて情報収集しておくと理解度が段違いによくなりますよ。
上司の人柄や評価軸、職場の雰囲気はあなたのパフォーマンスに直結する情報なので積極的に集めておきましょう。
ちなみに、色々と聞くのは辞令が出た後が無難です。内示の段階で急にあれこれ詮索し出したら明らかに怪しいですからねw
ちなみに転勤先で上司になると思っていた人も同じタイミングで異動だったら…ドンマイですw
スムーズな異動・引継ぎのために、最後は “転勤先でやること” をまとめていきます。
⑦引越しの日程は最短を確保
まぁ当たり前のことなんですけど、引越しはできるだけ早くすませておくべきです。
もし日程が好きに選べるなら少し無理してでも早めにしておいた方がいいです。
どのみち引越し前後はバタつくもの。それに転勤先への赴任時期が伸びるほどシンプルに自分の稼働日が減りますよね。
あえて遅い日程にするメリットはないよね
という話です
とはいえ4月など異動が多い時期では引越し業者の手配がままならないこともあるでしょう。
そんな時は素直に赴任先の上司に報告しておきましょう。上司も安心ですし小まめなホウレンソウは自分を守ることにもなります。
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⑧転勤先で引き継ぎを受ける
引き継ぎを受ける際のポイントをまとめました。
- 前任からの情報は話半分で聞く(自分の目と耳で確認する)
- 情報は “事実” と “印象” で切り分ける(人の話には主観が混ざっていることを理解する)
- 引き継ぎ情報は当日中に整理しておく(まとめてやろうとしても忘れる)
- 万一引き継ぎができなかったら文書等で後日確実に受け取る(上司も巻き込んで約束する)
前任者の情報を全て真に受ける必要はないです(前任者には申し訳ないですが)。人間は自分に都合よく解釈したり、良い部分だけ人に見せたがるものなので。
例えばネガティブな関係性を引き継ぐ場合であっても、前任の言葉は参考程度に受け流し、それよりも自分の目と耳で取引先の言葉・表情を確認しましょう。
“前任者が単に苦手と思い込んでいただけで、フラットに見るとビジネスチャンスは大いにある”
なんてよくある話です
新任者がまっさらな頭で考えなければ人事異動した意味がないですからね。事実と本質は何かを念頭におきましょう。
諸事情により引き継ぎができなかった重要な取引先があれば文書等にまとめてもらうよう依頼しましょう。当事者間だけで約束するのではなく上司にも話を通しておくとより確実です。
当事者間だけだとなぁなぁになり、最悪の場合 “引き継ぎゼロからのスタート” となりかねません。
⑨新しい上司のタイプを知る
『⑥転勤先の情報収集』で集めた事前情報の答え合わせをしていきましょう
サラリーマンである以上、上司の評価を気にしない人はいませんよね。ムダに媚びる必要はありませんが上司に良い印象を持ってもらうに越したことはありません。
どうせなら上司のタイプ(人柄・評価軸)を知ってツボを押さえた働き方をしたいですよね。
営業職であれば、例えば上司の評価軸は売上至上主義なのかプロセス重視派なのか、によっても働き方は違ってきますよね。
もっと基本的な例を挙げれば、ホウレンソウの “連絡” 一つでも上司のタイプは様々です。何でも連絡してほしいタイプや要点のみで十分とみなすタイプ、文書にして残してほしいタイプ、電話で逐一連絡がほしいタイプ…等々。
よほど自分のポリシーに反しない限り、基本的には上司の好むスタイルを踏襲するのがよいでしょう。
上司のタイプはどうやって把握すればいいの?
聞ける内容なら本人に聞いてしまっていいと思います
周囲の同僚に協力を仰いでもいいでしょう
要は上司とよくコミュニケーションを取り人柄を把握すること。
加えて自分は何を期待されてここにいるのか、どんな成果が求められているのか日頃から話し合っていれば、上司の期待から大きく外れることはないでしょう。
⑩転勤後はじめの3ヶ月はがむしゃらに
記事冒頭で “異動直後は周囲から値踏みをされる” と書きました。別の言い方をすれば “どんな人間でどんな仕事をするのか、周囲から好奇心の目で見られる” 時期でもあります。
転勤後3ヶ月は特にがむしゃらに。
ファーストインプレッションで「やるな」と評価を受けると
後々仕事がしやすくなりますよ(要求が通りやすくなる等)
また、これまで経験したルールと異なったとしても、まずは転勤先のルールに従うことが大事です。「前の職場ではこうでした」はNG。総スカンを食らう可能性すらあります。
よほどの重大事項を除いて最初からあれこれ指摘するのは控えておいた方が無難です。
今回はスムーズに異動・引継ぎをするために “転勤と言われてからやるべきこと10選” を解説しました。
初めての転勤だと不安が募ると思います。しかしみんなが通ってきた道。あなたもきっと大丈夫。
新天地でも普段のパフォーマンスを出せるようお祈りしています!
ではでは!